話題 軒先ゼミ

【戦後75年】映画も原作も全部読んで「この世界の片隅に」かつては存在し、失われたものをガチで考えてみた

あの時代にもごく普通の日常があった。そして多くの変化が<世界>がもたらす経験として空から降ってきた。ではボクたちは今、この<世界>がもたらす経験をかつてのように感受しているのだろうか?について議論する

2020年8月15日(土)#MEME Saturday Swag 14:00〜開催終了 「この世界の片隅に こうの史代 原作コミックス(2008年 ACTION COMICS 双葉社)

#MEME Staurday Swag(2020.08.15 Sat)
目を瞑るとそれぞれの夏が思い出されます。あの夏の匂いがして、あの夏の歌が聞こえてくる。そしてどこかの記憶の底に、かつて生々しくも<生活世界>たる”共同体”に埋め込まれた「何をするのも自分以外の他者とのイマジナリーな関係があり、あらゆる経験をそのまま受け入れて生きることが当たり前かのように感じられた日常」があったかのように思い出される。いや、小難しい話ではなく、夏休みの宿題とか。やるかやらないかは別として、やれって言われている事実は多くの小学生たちの関係の中では自我も他我も感受性の差異はほぼ無いんじゃ無いのかな、みたいな話です。祖母の住む田舎に行くスケジュールも帰る日もボクにとっては向こうからやってくる世界のままに何の矛盾もなく日常として受け入れていたように思う。

失われた2020年の夏の8月15日は土曜日だった。

「この世界の片隅に」に徹底的に描かれていたごく普通の日常の数々と、戦禍がもたらす多くの<世界>からの経験による非日常。そしてそれはやがてまた日常として引き受けてゆくとても静かな物語に、今のボクたちの時代の日常と、コロナ禍による分断された社会の経験を重ね、それは今後どのようにその後の日常として引き受けていくのか、いけないのか?たくさんの気づきがあったので#MEME Saturday Swagでアウトプットさせてもらいました。

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